こんにちは。広報担当の加藤です。今回は、エーテンラボのエンジニア二人が「タイムマネジメント」について対談しました。エンジニア視点での時間の概念から、仕事の捉え方まで「やっぱり私とは違うな〜!」という感想ですが、エンジニアさんなら、共感できる点がたくさんあるかもしれません(^^)
登場人物プロフィール
清田恭弘(清田)
入社5年目。自称なんでも自動化するエンジニア。3歳の愛娘がいる。好きな Vim は Vim。
山本貴史(やまたか)
同じく入社5年目。元ソニーの組み込みエンジニア。やまたかと呼ばれている。
新たな気づきを得られるので、何かをテーマに話すのは結構好き。
加藤真帆(加藤)
入社1年半の広報担当。エンジニアの人と一緒に仕事をするのは今の会社が初めてで、エンジニアが考えていることに興味深々。今回の対談では、二人で自由に話してもらおうと思っていたが、結局自分もたくさん質問をしてしまっている。
自分が何に時間を割いているのか記録をつけて把握、改善する(やまたか)
(清田)今回、タイムマネジメントというテーマですが、そのテーマを聞いてすぐ、やまたかさんの日報だ!と思いました(笑) 分刻みで何に時間を使ったか毎日記録していますよね。
(加藤)ええっ!そうなんですか!?
(やまたか)してます、してます(笑) なるべく開発にたくさん時間を使いたいので、自分が何に時間を使っているか把握して、その中で改善できる点がないか確認したくて。以前は「開発以外の仕事を約90分した」となんとなくで計測していたんですが、感覚的な計測だと本当にその時間を改善すべきかわからないので、きちんと分単位、スケジュール単位で調べてみようと。
(清田)何かを改善するには、まずは事実を記録することが大切ですよね。事実を正確に把握する、把握したいという気質を持つエンジニアは多いと思います。事実を確認せず何となくの感覚で実装したりバグを修正することはできませんし。
単位時間あたりのアウトプット量を如何に効率よく生み出せるか。二秒でも作業時間が短縮できれば興奮する!(清田)
(やまたか)清田さんも、そのへん色々やってるんじゃないですか?
(清田)私は個人的に週報のようなものをずっと作成しています。仕事にせよプライベートにせよ感じたことや取り組んだことを書き出して、自分の考えを整理したり、あとから振り返ったりできるようにしています。これは、体調があまり良くない日が続いたときに、何が原因かを調べるためにはじめました。結果、体調が良くない日の前日は調子に乗って夜遅くまで仕事をしていたということがわかったので、最近はほどほどにするようにしています(笑)
ただアウトプットの量を減らしたくはないので、今までより短時間で多くのアウトプットを出せるスキルを身につけたいと勉強したり、効率化に取り組んでいます。いつも、単位時間あたりのアウトプットをいかに増やすことができるかを意識していて、たとえ二秒でも短縮できたら、『よっしゃー!』とめちゃくちゃ興奮します。
(加藤)え、たった二秒でですか?(ちょっと引いている)清田さんてもしかして、仕事から帰ってきてなにもしないでぼーっとしている時間とか、そういうなにも考えない時間がないタイプですか?
(清田)そういう時間も大事そうな気がしますが基本ないですね。
効率よりも、確実にやりきることに重点をおいている(やまたか)
(やまたか)清田さんは普段の感じにも効率化とか自動化が好きなところがでてますよね(笑)僕は清田さんとは違って、”いかに自分がミスをしないか”に重点を置いています。だから、早くやることより、確実にやることに時間を使ってますねー。
(清田)あーそれ、やまたかさんっぽい!やまたかさんの安定感からか社内の人はみんな「やまたかさんに振っておけば大丈夫」みたいな雰囲気ありますよね(笑)「やまたかさんなら間違いなく解決してくれそう。」みたいな。
(加藤)ありますね。Slackで、やまたかさん自ら「requests-yamakata」チャンネルを作りましたよね!あれがあると、「ああ、ここにお願いしていいんだ」って依頼するハードルが低くなりました。
(やまたか)そういう効果は予想していなかったですが!(笑)あのチャンネルは、いろんなチャンネルで依頼を受けるよりも漏れなく確実に対応できると思って作りました。あとは、やっぱり依頼してくれた人を待たせないように、すぐに依頼に気付けるようにですね。
(加藤)やまたかさんはCS対応※に割いている時間も多いですね。他の人も対応することはできるのに自ら率先してするのはどうしてでしょう。その分開発のタスクができないですよね?
※CS対応・・ユーザーからのお問い合わせ対応。社員全員に担当が回ってくる。返信案を作成し、自分以外のメンバーからその案に対して2人以上OKがでれば返信できる。
自分ではなく、会社全体の生産性を考えて、頼まれた事は自分の仕事を後回しにしてでも先に対応する(やまたか)
(やまたか)CSは、ユーザーさんを待たせたくない、返信を担当する人が確認を待つ時間を減らしたいと思って優先して対応しています。全体の効率を考えて、自分がボールを持ったままにならないよう注意しています。例えば他の人から『一週間後までにお願いします』といわれた作業があるとして、それが1時間くらいで終わるものであれば自分の作業よりも先に終わらせてしまいます。自分だけで進められる作業はどの時間でもできるので。
(清田)私もそれは同じですね。もし期限ぎりぎりに対応ものが相手の意図したものと違った場合、修正する時間がありません。そういうリスクを回避する意味でも他の人から頼まれたものを早めに終わらせるようにしています。
(加藤)なるほど。昔、私が清田さんにメールの一斉送信をしたいと相談したら、すぐに仕組みを作ってくださいましたよね。その時どう思っていたのかずっと気になっていました。
(清田)あれは、実はめちゃくちゃ嬉しかったですね!私は、今の技術を駆使すればもっと効率よく仕事ができるのではないかと考えている人と一緒に仕事をするのが楽しいですし、刺激になります。人によっては『ずるい』とか『楽をしている』と思われるかもしれませんが、私は技術を活用して効率化することを『ずるい』と思う人とは一緒に仕事できないです。
(加藤)二人は開発以外のタスクも多くこなしていますが、もしそのようなタスクを専門で任せられる人がいたとしたらどうですか。開発に集中できる環境になって嬉しいと思いますか。
問題解決するのが我々の役割。それがプログラミングでなくてもいい。(清田&やまたか)
(やまたか)むむ、難しい質問ですね。開発に集中できるようになるのは嬉しいですが、開発以外のところに解決すべき問題があるのであれば、僕は自分から関わってしまうと思いますねー。自分の仕事は、『プログラムを書くこと』ではなく、『問題を解決すること』だと思っているので。その中に『プログラムを書くこと』がある。問題を解決するのは自分でも得意だと思っているので、なにか問題があるところに関わっていたいと思ってしまいますね、多分。
(清田)私も同じですね。私は、プログラミングが大好きなんですが、なぜ好きかと突き詰めると、問題解決できるからなんです。目の前に問題という敵が現れたら『戦う』コマンドを押したい(笑)。戦ってやっつけたときが一番楽しいと感じます。問題は技術的なものなのか、組織的なものなのか、プライベートなものなのか色々あると思いますが、問題の本質を突き止めて解決したい。その解決手段の一つがプログラミングであるだけで、プログラミングだけがしたいかというとそうではないです。
みんチャレは、週一回アップデート!リリースの手間をかけても頻繁にリリースした方が良い理由とは。
(加藤)開発の時間についてもお聞きしたいのですが、毎週アプリをリリースしていますよね。リリース作業を考えると、まとめて一気にした方がもっと時間を短縮できる思いますが、頻繁にアップデート、リリースを行う理由はなんでしょう。
(清田)私は今のペースでも足りないと思っています。高速でリリースして検証したい項目やユーザーに体験してほしい機能をリリースできるかがサービスの成長につながると思っているので。いかに早く、不具合なくリリースできるかがエンジニアのスキルの見せ所です。
(やまたか)僕は週一のリリースで少ないとは考えたことはなかったですが、最低週一ではリリースしたいですね。エーテンラボの開発チームではノルマではなく、あたりまえのこととして習慣付いています。月に一回まとめてだと、リリースの手間は減るかもしれませんが、たくさんの機能が一気にアップデートされると不具合が発生するリスクが上がります。変化が小さい物を小分けにして出した方が結果的にリスクが少なく効率も良いと思っています。リリースの手間が自動化などで軽減されればもっと頻繁にでも良いと思いますね。
エーテンラボは、時間が作りやすい会社である(清田&やまたか)
(加藤)エーテンラボでは、仕事やプライベートの時間の管理がしやすいですか。
(清田)とてもしやすいですね!私は、今の自分の環境ではエーテンラボでないと時間的に仕事ができないと思うくらいです。私は小さい娘がいるので、保育園の送り迎えや急な通院などがあるのですが、エーテンラボでは柔軟に対応してもらえています。特に緊急事態宣言がでたときは会社もフルリモートに移行したので娘の面倒を見ながら仕事ができてとても助かりました。
(やまたか) 仕事中の時間も、ミーティングなど決まった時間がありつつも、それ以外の時間は自分で決めてやっているので比較的自由だと思います。僕は先ほど言ったように、急遽受ける依頼の仕事は先に対応したいと思うので、良きに調整しながらやっています。
(加藤)最後に、エーテンラボでは現在採用を強化していますが、どのような考え方を持つ人にきてもらいたいですか。
(清田)スタートアップにはよくあることだと思いますが、エーテンラボも同じで「これだけやりたい」という方は不向きで、エンジニア視点もありながらも、自分の開発だけではなく、会社全体のことを見て色々なことに臨機応変に対応してくれる方がいいです。
(やまたか)開発も、それ以外のことも、積極的に意見を言ったり、行動してくれる方大歓迎です!
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